『IT/”それ”が見えたら、終わり』
とある町で子供たちが次々と行方不明に。”それ”は『ペニーワイズ』と名乗る謎多きピエロが子供たちの怖がるものに姿を変え実体化、その恐怖におびえる姿を好み殺戮を繰り返していた。
登場するメインの子供たちも襲われるが、27年おきにおこるこの町での大量死の事件の謎を解きつつ仲間で一致団結して『ペニーワイズ』(個人個人の恐怖)と戦い打ち勝つ
というようなお話。
2019年11月1日からは続編も公開されています。
随所にドッキリさせられる仕掛けもありますが、何だこれは?どんな意味なのだ?というものも沢山出てきます。
原作などにはすべて意味あるものとして登場しているものも、今作では登場だけのものもあったり。
分かる人にはわかるけど、登場だけして結局何か分からないのもあったりして気になるところですよね?
そこで今回は、不思議なシーンの1つ
・ベバリーはなぜ洗面台から多量の血で襲われたのか。
・ベバリーの父親に血が見えなかったのはなぜか。
血まみれのバスルームなんて、色は見えなくても歩いたり触れたりで”感触”があるはずですからね。
なぜ父親に見えなかったのかも考えてみました。
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ベバリーは恐怖を感じず立ち向かう感じの子でしたが、性的虐待をおこなってたとされる父親に対しては恐怖を感じていたようなのは明らか。
しかし”血”には結びつかない。
序盤で傷だらけのベンを治療するためビルたちが薬局に行きます。
その時にベバリーが生理用品を探してましたよね?
実は初めての生理に戸惑いと、大人の女性として成長していく身体を求めてくる父親からの恐怖が"血”として”それ”が襲ってきたと考えられますね。
そうなると髪の毛も女性の象徴をザクザク切ったり、髪の毛が襲ってきた理由も大人になった先にある父親への恐怖=”それ”の餌食ということになりますが…
”それ”が父親にならず”血”になったのは、父親をそこまで恐怖という存在までいかなかったので”血”で恐怖を引き出し植え付けようとしたのではないでしょうか。
見えないとしても感覚はありそうな液体”血”。
普段はピエロとして現れる”IT/それ”は、の恐怖に姿を変えることができるので父親には見えない。かと考えました。
「血と関係ないルーザーズクラブのメンバーには見えてるじゃないか」
とも思いましたが、ラストバトルではルーザーズクラブメンバーのそれぞれの恐怖が全員に見えてましたもんね。
”IT/それ”が見える人には他人の恐怖の対象も見えるのでしょう。
あともう一つ考えられるのが、血だらけのバスルームに来た父親は”IT/それ”が姿を変えた可能性もありますよね。
バスタブのへりに置いてあったベンからの手紙にも気づいてよさそうでしたがスルーでしたもんね。血が見えてないとなると、バスタブのへりに置いてる手紙に気付かないのは変ですもんね。
なので、普段はピエロの”IT/それ”が姿を変え確認に来たことも考えられます。
ベバリーが大人になっていく段階だと考えると、最後まで”IT/それ”がベバリーを殺せないでいた理由がそこにもありそうですね。
何度見ても面白いのはその都度発見があるからでしょうね。
子供にだけ見え、時として実体化する設定が余計に恐怖を駆り立てられますが、団結して恐怖に勝つお話はただのホラー映画とは全然違いますもんね。怖い場面もありますが、子供たちの成長なども見ていて応援したくなります。
続編は27年後のお話ですが再び終結したルーザーズクラブにも”それ”が見えるようなので、子供にだけ見えるというよりも”見える人には見える””狙われた人には見える”というところなんでしょうか。
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